Last Update : 2006.05.17



ニュースリリース
2006年4月24日
品質工学会

第1回 田口賞 受賞組織発表

品質工学会はこのほど、田口賞の第1回受賞組織を マツダ株式会社技術本部 に決定した。

1.田口賞とは:
(1) 欧米ではタグチメソッドの名称で有名な品質工学の創始者である田口玄一博士の名前を冠した「田口賞」は、品質工学の組織的活用により各企業・組織体における研究・開発・生産における体質強化、事業成果への着実なる結実を果し、品質工学の価値を明示し、さらにその質を高めた企業・組織体に授与する賞である。
(2) 賞自体は1997年、田口玄一博士の米国の自動車の殿堂入りを記念して田口博士からの基金により設立されたが、これまで授賞はなかった。今回、学会の特別組織として田口賞審査委員会を設け授与に向けて活動を進めた。さらに、審査委員会の下に準備委員会を設置し、資料収集などを行った。
(3) 賞は審査フレームに則り、受賞レベルに達した企業・組織体の中で最もふさわしいところに授与する。

2.受賞組織:  マツダ株式会社 技術本部 (代表者:執行役員技術本部長 龍田康登)

3.受賞理由:  生産技術への展開による業績への寄与と、品質工学の有効性の実証

 受賞部門は,品質工学の生産技術領域へ実践と研究を組織的に積み重ね,「技術のマツダ」を強固にするとともに業績および品質工学へ多大な貢献があったとする。特に,
(1) 生産ラインの管理に品質工学を適用し、品質工学が主張している社会全体の損失を最小にするという損失関数の考え方の有効性を明らかにするとともに,社会損失の低減が社内不良低減につながるということを実践により証明した。
(2) 生産ラインのネックとなっている部分を技術課題として捉え,品質工学のSN比による機能性を追求することで,これまで不可能と考えられた技術を次々と実用可能にした。また,機能を汎用化という観点から整理し,適用領域の選択と集中を行いパラメータ設計の戦略的適用の道を開いた。
(3) 継続した人材開発をベースに,後戻りをしない製品設計や設備設計を目指し,生産ラインを品質工学で最適化した上での更なる生産性を改善するための品質工学の利用と品質工学を中心としたシステマチックな生産準備プロセス,およびそのマネジメント法を確立した。

4.田口賞審査委員会メンバー:
委員長  田口玄一  (株)オーケン 代表取締役社長 (品質工学会名誉会長)
委員  岩崎浩一郎  元 ライオン(株) 常務取締役 (品質工学会名誉会員 元会長)
 大嶽良雄   (財)精密測定技術振興財団 専務理事
 梶谷 誠  信州大学 監事(常勤)
 紙本治男  元 (株)リコー 代表取締役副社長 (品質工学会名誉会員 前会長)
 桑原 洋  横幹技術協議会 会長、日立マクセル(株) 取締役会長
 島 弘志  (財)日本規格協会 理事長
 谷口恒明  (財)社会経済生産性本部 理事長
 土屋元彦  元 富士ゼロックス(株) 専務取締役 (品質工学会名誉会員 元会長)

5.授賞式:
・日時:第14回品質工学研究発表大会1日目
       6月15日(木)15:10〜17:45
・場所:品川区立総合区民会館きゅりあん(東京都品川区東大井5-18-1)
・トロフィーおよび賞状を授与する。賞金などの副賞は付けない。
以上


<本件お問い合わせ先>
品質工学会事務局  中山みち子
  Tel:03−3583−8234
  Fax:03−3582−0698

  〒107−8440 東京都港区赤坂4−1−24 (財)日本規格協会 内